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備忘録01 パラメータの自動調整

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パラメータの自動調整とは

パラメータ自動調整の適用前クリックで画像拡大

上図のように、前の音を半分以上の浸食(先行発声 - オーバーラップ)した設定の際
前の音の半分までしか浸食しないようにする機能のことです。

パラメータの自動調整の問題になりうる点

上図のように、
エディタ上での表示と先行発声の長さが異なってしまうことがあります。(ver0.2.70以降の仕様)

パラメータの自動調整を手動でやる

自動調整をUTAUにさせず手動でやることで、エディタの表示とパラメータの違いを解消できます。

パラメータ自動調整の適用クリックで画像拡大

Ctrl + Aでノートを全選択し、UTAU右上のパラメータ自動調整の適用を押します。
すると下図のように、エディタ上の表示とパラメータの表示が食い違うことがなくなります。

パラメータ自動調整の適用後クリックで画像拡大

パラメータの自動調整の数式

自動調整の先行発声をPRE、自動調整前のオーバーラップをOVL、前の音の長さをx(単位:msec)
自動調整後の先行発声をpre、自動調整後のオーバーラップをovl、自動調整後のSTPをSTPとすると

x / 2 < PRE - OVLの時

上記のようになります。

これらを踏まえて、原音設定で気をつけることは
特に連続音のみの音源において、自動調整が起きにくいような原音設定にすると良いと思います。
具体的には、浸食範囲(先行発声 - オーバーラップ)をなるべく小さくすること。
これによりSTPを入力することを防げ、初心者ユーザーを混乱させないように出来るかもしれません。
ただし限度がありますのでほどほどに。(限度については後日書きます)

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